“お迎え待ち/見守り時間”を仕事効率に還元するアイデア
介護をしながら在宅勤務をしていると、どうしても「待ち時間」が発生することがあります。たとえばデイサービスのお迎え時間を待つ間や、家族の様子を見守る時間——。この“ちょっとした時間”をうまく活用できると、仕事の効率がぐんと上がります。無理せず、できる範囲で取り入れられる工夫をご紹介します。
介護中の“ちょっとした時間”も活用できる
まとまった時間が取れなくても工夫次第
「まとまった時間がないと仕事が進まない」と思いがちですが、数分単位の“すきま時間”でも意外とできることは多いものです。ポイントは、短時間で完結できるタスクを事前に決めておくことです。
短い時間でも進められる仕事はある
メールチェック、メモ整理、ちょっとした資料の見直しなど、時間が限られていても進められる作業はたくさんあります。小さな積み重ねが、あとで大きな成果につながります。
「すきま時間」を味方につけよう
“待つだけ”の時間を“使える”時間に変えるだけで、1日のリズムが少しずつ整っていきます。無理をするのではなく、自分に合った方法を見つけることが大切です。
短時間でできる仕事をリスト化する
5分・10分単位で区切る
作業内容を5分・10分といった短い単位で区切っておくと、どんなタイミングでも取りかかりやすくなります。長時間集中しなくても「ひとつ終わった」という達成感を得られるのもメリットです。
集中しすぎない内容を選ぶ
介護中はいつ呼ばれるかわからないので、集中しすぎなくても対応できるタスクを選びましょう。軽い調べものやメモ整理、アイデア出しなどがおすすめです。
移動せずにできるタスクを優先
介護をしながらの場合、デスクから離れられないことも多いですよね。スマホやタブレットなど、手元だけで完結できる作業をリスト化しておくと便利です。
視線を外さず進められる工夫
スマホ・タブレットを活用する
大きなパソコンを広げなくても、スマホやタブレットでできる作業を選ぶと移動も少なくてすみます。見守りながらの軽作業にもぴったりです。
音声メモ・音声入力を使う
キーボードを打つ余裕がないときは、音声入力を活用しましょう。アイデアを忘れないようにメモするだけでも、後の作業がぐっと楽になります。
移動可能なワークセットを用意する
軽いノートPC、イヤホン、スマホスタンドなどをまとめた「移動セット」をつくっておくと、どこでもすぐに作業が始められます。短時間を活かすための大きな味方になります。
気持ちにも余裕を持つ工夫
「できること」に意識を向ける
「時間が足りない」と思うと気持ちが焦ってしまいがちです。でも、少しでもできたことに目を向けると、自信や達成感につながります。
焦らない仕組みを自分の中に持つ
「これはあとでやればいい」「ここまでは今できた」でOKとするマインドを持つことで、気持ちに余裕が生まれます。
介護と仕事、両立に“完璧”は求めない
両立をしようとするとつい完璧を目指してしまいがちですが、すべてを完璧にこなすのは難しいものです。自分のペースを大切にすることが何より大切です。
チェックリスト:待ち時間活用のポイント
すきま時間の準備
- 5分・10分でできるタスクをリスト化している
- 移動せずにできる作業を把握している
- 集中しすぎないタスクを選んでいる
便利なツール
- スマホやタブレットを活用している
- 音声入力やメモ機能を活用している
- 移動可能な作業セットを用意している
心構え
- 「できたこと」に目を向けるようにしている
- 完璧を求めず、自分のペースで進めている
- 焦らない仕組みを意識している
まとめ:小さな積み重ねが大きな力に
介護と仕事を両立する中で、待ち時間や見守り時間は避けて通れないものです。でも、ちょっとした工夫でその時間を「活用できる時間」に変えることができます。無理のない範囲で取り入れていくことで、気持ちにも余裕が生まれ、仕事の効率も少しずつアップしていきます。完璧を目指さず、自分のペースで続けることが何より大切です。

